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塑性の有限要素法 |
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D. R. J. Owen 他著
非線型解析プログラム研究会 編集
山田 嘉昭 訳 |
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16,000円 |
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A5 656頁 |
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4-87653-109-9 C3051 |
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非線型有限要素解析では、世界的にも最も実績があるD.R.J. Owenおよび E. Hinton両教授による本書は、両教授と同僚のO.C. Zienkiewicz教授の「マトリックス有限要素法」と内容的に補完する関係にある必読書である。本書の目的は、塑性を含む問題の解析に有限要素法を基礎とする手法を適用し、またその実際の例を示すことである。
本書で取り扱う問題としては最も基本的な「塑性の順静的増分理論」の他に、「弾-粘性挙動の緩慢な過渡現象」、さらに「動的過渡応答の問題」を対象としている。本書は、選び抜いた重要な応用分野について、十分に試用され、実証された数値解析の技術を提示している。本書は塑性の影響が存在する問題に有限要素法を適用する方法をアルゴリズムと共にそのFORTRANプログラムを紹介している。
本書は、三つの主要各部分から構成されている:
第I篇では、一次元問題を取り扱っているが、本書では重要な部分となっている。一般の連続体問題に見られる込み入った問題や複雑さに煩わされることなく、非線形有限要素解析の本質的な特徴をすべて直接理解できる。
第II篇では、平面応力/平面ひずみと軸対称連続体の問題および板曲げを扱っている。
最後の第III篇では、動的過渡応答問題へのいくつかの適用について解説と他への応用についてふれている。また実用的な新しい有限要素法のプログラムのリストを公開している。
本書の主な特徴
弾性問題における有限要素法の標準的手法をベースとし、その基礎の上に目的とする弾塑性問題の非線形解析ルーチンを構築している。プログラムをモジュール化し、その中から必要な部分を選択して、組み立てようとする解析プログラムの要素とすることができる。方程式のソルバーとして、改良されたフロント法を記述している。TimoshenkoとMindlin平板の取り扱いについて、実際のプログラミングを通じて理解を深めることができる。材料非線型問題を解く1つのユニークな手法として、粘塑性体の導入を行っている。非線形問題の解析に必須の反復解法について、各種の方法を解説し、数値例題によって適用結果の比較を試みている。
対象は動的および幾何学的非線形問題に及んでおり、陽(explicit)および陰(implicit)形式の積分法による応答結果の比較を試みている。 |
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